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2020年6月1日

AIカメラとは?AIカメラの活用シーン

 

AIカメラとは?AIカメラの活用シーン
防犯対策にも

AIカメラと聞くと、スマホを思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、AIカメラはスマホだけでなく防犯対策をはじめ様々なシーンで活用されています。今回は、AIカメラとは何か、AIカメラの活用シーンや弊社の「TRASCOPE-AI」が実現した次世代の防犯対策についてご紹介します。

AIカメラとは

AIカメラとは、AIアルゴリズムが搭載された高性能なカメラのことです。主なAIアルゴリズムとしては、顔認証、車番認識、ヒトモノ行動認識などがあります。一般的なカメラの場合は監視するという目的のみで使用するケースがほとんどですが、AIカメラでは、防犯対策をはじめ安全管理や混雑状況の把握、マーケティングなど、様々な目的で活用することができます。

AI(人工知能)とは

AIは人工知能と呼ばれており、人間の脳内で行っていることを、コンピュータの計算で再現したソフトウェアやシステムのことです。AIの特徴としては、「学習すること」があげられます。学習により、人間の言葉を理解することができたり、推論や判断ができたりするようになります。

AIの活用シーン

AIの活用方法は様々です。身近なところでは、スマホのカメラをはじめ、お掃除ロボットなどの家電や囲碁や将棋などの対戦ゲーム、音声認識検索などの検索エンジンにもAI機能が活用されています。また、防犯対策やセキュリティ対策においても、安全な暮らしを守るという目的でAIは広く活用されており、今後も更なる導入・活用が見込まれています。

AIカメラでできること

AIカメラの導入で、私たちの暮らしはどう変わるのでしょうか。安全な暮らしを守るという目的で、AIカメラには次のようなことが期待されています。

AIカメラでできること

街の様々な場所で、指名手配犯のポスターが貼られているのを見かけたことはありませんか。 AIカメラを導入することで、AIカメラが撮影した映像から指名手配犯を検知し、警察に通報する仕組みを作ることができます。事件解決や犯人逮捕の大幅なスピードアップが期待できます。

事件解決・犯人逮捕
防犯カメラの録画装置の中で、最も一般的なものはHDD(ハードディスクドライブ)です。HDDは、パソコン等のコンピューター関連機器には欠かせない記憶媒体のことです。HDDは録画保存できる映像データ量が大きいため、長時間の録画が可能です。一方、衝撃に弱く、消費電力が高い点がHDDのデメリットだと言われています。
行方不明者や迷子の捜索
警察に捜索願が提出される行方不明者の件数は、年間で約8万件です。家出や失踪だけでなく、近年は認知症による徘徊による行方不明者も増加傾向にあります。また、大規模なレジャー施設や商業施設で迷子のアナウンスが行われているのを耳にした経験がある方も多いのではないでしょうか。
AIカメラを導入することで、行方不明者や迷子の捜索・発見がしやすくなります。
犯罪の未然防止
盗難や万引き、違法投棄などの犯罪は、人の目が行き届かない場所や時間帯に行われることがほとんどです。また、万引きなどは、犯人が同じ店で繰り返し万引きをするというケースも少なくなりません。
AIカメラでは、画像解析による犯人の特定や人物認証による検知が可能なため、犯罪の未然防止につながります。また、不審者の挙動や侵入方法(よじ登り等)をAIカメラに学習させることで、犯罪の予兆を検知して管理者へ知らせることができるようになります。
鉄道事故防止
AIカメラを活用することで、鉄道におけるホームへの転落事故や電車との接触事故なども、未然に防止する取り組みが進められています。監視カメラによる監視の場合、特にラッシュなどの混雑時において、人の目で全てを監視するにはオペレーションコストがかさみます。
ヒトモノ行動認識のAIアルゴリズムを導入することで、低コストで効率的に安全を見守ることができます。

映像監視サービス「TRASCOPE-AI」による防犯対策

弊社が提供するAIカメラ「TRASCOPE-AI(トラスコープエーアイ)」は、顔認証や車番認識、ヒトモノ行動認識など様々なアルゴリズムを搭載することが可能です。防犯対策やセキュリティ対策としてはもちろん、危険エリアの管理、鉄道における不審者や侵入検知など、遠隔での統合監視が必要な様々なシーンでご活用いただけます。

監視目的以外にも、たとえば属性分析のAIアルゴリズムを搭載することで、店舗や商業施設、コインパーキングにおける客層(年齢・性別などの属性)分析マーケティングや人数カウントも可能です。多くの従業員が出入りする企業のオフィスや建設現場などにおける勤怠管理や入退館管理にも、TRASCOPE-AIを導入することで、スピーディーな顔認証による出勤時の混雑緩和や不審者の検知を行うことができます。

更に、アルゴリズムの遠隔アップデート等のAIアルゴリズム管理機能やシステム連係機能も充実しているため、高付加価値な映像監視サービスのご提供が可能となります。

最後に

今回はAIカメラについて、AIカメラの様々な活用シーンや弊社のAIカメラサービス「TRASCOPE-AI」についてご紹介しました。これまでの防犯カメラは監視目的というイメージが一般的でした。ですが、監視カメラにAI技術を取り入れることで、その可能性がさらに広がります。

安全で快適な暮らしの一助となるAI映像監視サービス「TRASCOPE-AI 」について、より詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご要望・要件に応じて、ご提案させて頂きます。

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