一般カメラ | TRASCOPE導入事例

駐車場への監視カメラ導入事例~新明和工業株式会社様~

駐車場への監視カメラ導入事例としてご紹介するのは、世界を舞台に多種多様な事業を展開する輸送用機器メーカー「新明和工業株式会社」。その事業の幅は広く、時間貸し駐車場の運営管理までも手がける。同社は、時間貸し駐車場の監視カメラシステムとして「TRASCOPE」を採用。配線工事が必要なく、電源さえあればどこでも設置できる点が「TRASCOPE」採用のポイントとなった。その設置個所は、首都圏を中心に現在も増え続けている。

01.「駐車場に設置できる監視カメラサービス」を検討

1949年の設立以降、主幹の輸送用機器事業のみならず社会のニーズに応える新たな事業に挑戦し続ける新明和工業株式会社(以下、新明和工業)。その分野は航空機のみならず、特装車、産業機械や農林産業までと非常に幅広い。

中でもパーキングシステム事業部は、時間貸し駐車場「パークネットⓇ」を全国に展開している。ロック板がなく、「駐車しやすい駐車場」としてお客様に選ばれ続けている。

しかし、無人の時間貸し駐車場にとって、利用者による抵触事故等のリスクは付きもの。同社は駐車場への監視カメラの設置を検討したが、郊外にある時間貸し駐車場ではインターネットのLANケーブルを敷設できず、ネットワーク対応の監視カメラを取り付けられなかった。

そこで同社は、「LANケーブルを引かなくても設置できる監視カメラ」を駐車場へ設置することを検討。都市部だけではなく、郊外の駐車場でも安定した監視カメラシステムの構築を目指した。

02. 駐車場に設置する監視カメラとして「TRASCOPE」を採用

新明和工業は、同社が経営する時間貸し駐車場へ監視カメラを設置するにあたり、数ある監視カメラシステムを比較検討する中で、以下の3点を特に重要視していた。

  1. 場所を選ばずに監視カメラを設置できるかどうか。
  2. 駐車場への監視カメラ設置を簡単に行うことが出来るかどうか。
  3. ランニングコストを抑えられるかどうか。

それに対して「TRASCOPE」は、以下のような特徴を持つ最先端の映像監視サービスだ。

  • 監視カメラが通信モジュールを内蔵しているため、駐車場にLAN配線の敷設が不要なこと。
  • 監視カメラは電源さえあれば駐車場であってもすぐに設置でき、レコーダーも必要ないため、始めたいその時からスタートできること。
  • クラウドへは、必要な情報のみを送信するため、駐車場監視カメラの通信コストを最小限に抑えられること。
  • パソコンやスマホなど、どこからどんな端末でも映像を確認できること。

こうした特徴が同社の駐車場監視カメラに求める要望を全て網羅していたため、「TRASCOPE」が採用される形となった。現在は、新設の時間貸し駐車場を中心に「TRASCOPE」の設置箇所は増え続け、各地の駐車場の安心・安全を実現している。

03.監視カメラ「TRASCOPE」の駐車場への導入状況

新明和工業が展開する時間貸し駐車場「パークネットⓇ」に、監視カメラ「TRASCOPE」を実際に設置した。出入り口のゲート、車下のロック版、ともに無い駐車場の監視カメラ用途として設置。車を停めた後、精算機に駐車日数分の料金を投入し、印刷されたチケットを車のダッシュボードに置いておく方式のため、ランニングコストを抑えた運用が可能であった。監視カメラ未設置の駐車場へも、今後の導入を検討中。

駐車場の全景(監視カメラ画像)

04. 駐車場へ監視カメラを導入されたお客様からのコメント

弊社では「安心」「安全」「とめやすい」駐車場を提供することで社会に貢献してまいりました。駐車場への監視カメラ導入の目的は、防犯、セキュリティ、場内監視や保安警備の役割はもちろん、 駐車場全体の様子の監視とし、「品質」「性能」「価格」に重点を置き数社の監視カメラを比較検討しました。

これらの条件を満たす監視カメラとして「TRASCOPE」を導入することに決定しました。駐車場への監視カメラ設置を簡単に行うことができ、初期導入費用、ランニング費用も他社より安価であるにも関わらず高画質な映像監視も実現し、当初の目的通りの運用が可能となりました。

05. 駐車場への監視カメラ導入は増加傾向

新明和工業に限らず、コインパーキングや月極駐車場など、駐車場への監視カメラ導入を検討する企業は増加傾向にある。

自動車盗、車上狙い等の犯罪対策
警察庁によると、平成30年中の自動車の窃盗場所として最も多かったのが駐車場。自動車の盗難は、駐車場における被害が全体の約50%を占めている。また、車上狙いの発生場所としても、駐車場・駐輪場が全体の約30%となっている。 このようななか、しっかりとした犯罪対策がされた駐車場であるかどうか、監視カメラが設置された駐輪場であるかどうかは、利用者が駐車場を選ぶ際の重要なポイントとなるだろう。
無断駐車防止
無断駐車トラブルに頭を悩ませる駐車場経営者も少なくない。月極駐車場などに無断駐車をされてしまった場合、経営者側として出来ることは車両の持ち主に立ち退きを求めることくらいだ。無断駐車の車にタイヤロックをする、張り紙をするなどの行為は、逆に訴えられる可能性もあるため注意しなければならない。また、民事訴訟で損害賠償を請求することも可能だが、請求する金額よりも弁護士費用の方が高くなることが多く、これも現実的ではない。
よって、いかに無断駐車をさせないか、その防止策を講じることが重要だと考える駐車場経営が増えている。
不正出庫防止
コインパーキングなどの時間貸し駐車場では、不正出庫のトラブルも発生する。ロック板を乗り越えないように駐車したり、強引にロック板を乗り越えて出庫をするといった不正出庫の行為は犯罪だ。しかし、犯人を特定できない限り、逮捕するのは難しいだろう。不正出庫の味を占めた犯人が、繰り返し駐車場を利用するといった可能性も十分あり得る。
駐車場に監視カメラを導入することは、犯人の特定はもちろん、不正出庫をさせないための防止策としても有効である。
駐車場での事故やトラブル防止
駐車場内で発生する接触事故等のトラブルに対しても、監視カメラは有効だ。駐車場内で起きたトラブルに関して、必ずしも駐車場経営者側が関与する必要はないとしても、駐車場の監視カメラ映像があることで、被害者の救済につながる可能性はあるだろう。監視カメラが、駐車場利用者の安心・安全をサポートすることは間違いない。
最後に
駐車場への監視カメラ導入は、犯罪やトラブルを未然に防ぐための防止策となる。今後の駐車場経営においてお客様に安心・安全なサービスを提供するためには、監視カメラの導入を含め、しっかりとした防犯対策が必要不可欠だといえるだろう。

新明和工業株式会社 様 概要

設立 1949年(昭和24年) 11月5日
本 社 兵庫県宝塚市新明和町1-1
資本金 15,981,967,991円(2017年3月末現在)
社員数 連結 4,711名(2017年3月末現在)
単体 2,948名(2017年3月末現在)
事業内容 産機システム、流体、パーキングシステム、航空機、特装車
URL URL:https://www.shinmaywa.co.jp/

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