技術情報

2018年6月6日

AIアシスト:未来スーパー | 新製品・新技術の紹介

 

AIカメラを利用して、未来型スーパーをつくって見ませんか?

イベントの効果分析

AIカメラを出入口に取り付けて、来店者の数、お店から出て行った人の数を計測します。ついでの性別や推定年齢も記録しておきましょう。これで現在店内には何人いるかがわかります。

次に特設コーナーやイベントコーナーに滞留している人数を計測するAIカメラを設置して、今の時刻にどのくらいの人が滞留しているか計測します。

これら入出店者数と滞留者数の計測データをクラウドセンターに送って、分析画面(AIダッシュボードと言います)で効果を判定します。来店者のどのくらいの人がイベントに関心を持って頂いたのか、時間帯は関係するか、天気の様子もしくは近隣地域で関連するイベント、交通渋滞などはなかったかなど、色々な情報を統合して分析することが出来ます。

また、AIソフトで並べた特売商品の残数を計測、規定数量を割り込んだら自動的に担当従業員や責任者のスマホにメール通知。担当者は届いたメッセージをクリックするだけで、現場の様子をライブ映像で確認できますので、販売のチャンスロスを未然に防ぐ事ができます。AIカメラがアシスト役となる事で、働く人の負担を減らしながら、より品質の高い店舗運営に貢献致します。

年齢・性別などのデーターは来店時間の分析など会員サービスにお役立てください。

現在はまだ研究段階ですが、来店者数の未来予測にも取り組んでおります。予め来店者数を予測する事で、より顧客満足度の高い店鋪運営をアシストする取り組みを続けて参ります。

AIカメラを利用した未来型スーパーの構成

店舗運営セキュリテイの強化

AIソフトによる異常検知能力を利用して、より運営セキュリティを向上させる試みも取り組んでおります。

例えば惣菜作りなど、店内での加工の様子をAIカメラで監視し、異常な動き、通常と異なる導線を検知した場合にメールで通報を行う事で、異物混入の発見を行う研究を進めています。

倉庫の入口に顔認証のAIカメラを設置し、従業員以外の入室があった場合メール通報を行い、盗難の防止を強化する事が可能です。

AIカメラは利用するソフトを適宜入れ替えて利用する事ができますので、カメラ本体は買い換える事なく共通で利用できますので、とても経済的です。

AIソフトにより多忙な従業員、責任者をサポートする事で、業務品質をあげ、セキュリティを高め、業務効率を向上させる事が可能となります。

業者管理

納品業者の管理を行う必要はありませんか?
AIカメラを利用すると、納品業者の車のナンバーを検知して記録する事ができます。納品時刻の管理や、必要な場合には、顔認証による納品者の判定も可能です。
これらの記録を利用して、納品管理やご配送、欠品が生じた場合の追跡に利用可能です。

まとめ

AIの実⽤化がとても進んでいます。 AIの中でも映像を認識する、検知する、分析する分野ではディープラーニングを用いた技術の性能が目覚ましく、多くの期待を集めています。

AI、特にディープラーニングの技術では、設置した現場の映像を⽤いて、さらに性能をあげる「強化学習(アノテーション)」を行う事で、より高度な判断が可能になってきます。ディープラーニング型の技術革新がこれまでの技術確信と違うのは、使い続けるほどに性能が向上するという特質です。この為に、クリューシステムズでは強化学習を行ったり、性能が向上したソフトウェアを適時更新できる仕組みをクラウドシステムとして作り上げました(DLaaS)。

AIカメラ等のハードウェ ア機器は買い替える事無く利用できますので、費用負担が重複する事なく、どんどん店舗がよくなる「AIカメラを利用した未来スーパー」、始めませんか!

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