技術情報

2018年6月6日

just BEYOND, MSS:Multipoint Secure Streaming

 

クラウド経由で安全にライブ配信

Highly Secure Streaming

一般のIPカメラをインターネット経由で遠隔地からアクセスして映像を確認する場合、外部からの不正アクセスに対するセキュリティが弱く、業務用には適さない問題がありました。

そこでSeeITでは、これらの問題を解決して、業務レベルのセキュリティを担保した新たな技術MSS (Multipoint Secure Streaming)を開発しました。

カメラのような端末機器は小型のため、データセンターのように処理能力の高いコンピューターを搭載する事が難しく、結果高度なセキュリティを実装する事が出来ません。

そこでSeeITでは、一旦カメラの映像をSeeIT サーバーで受けて、視聴者へ再配信する仕組みを構築しました。外部からの不正アクセスを試みる人は、データセンターにあるSeeITサーバーを攻撃しなければなりません。データセンターの高いセキュリティを突破する事は大変困難ですので、結果不正アクセスに対する高い安全性を担保する事が出来ました。

このように、サーバー経由で再配信する方式を採用する事で、高いセキュリティ性能に加え、色々なメリットが出せるようになりました。

複数人に同時にライブ配信

Multipoint Streaming, Many to Many.

ライブ映像が必要なケース、例えば異常気象による災害監視を例にあげてみます。これまではカメラの映像を複数人で同時に確認する事は困難でした。

一人が映像を確認し、それ以外の人には、映像を確認する人が状況を電話等で連絡する事で状況を共有していました。 SeeIT MSSでは、カメラの映像を一旦サーバーで受けて、視聴者の端末に再配信する為、複数の人が同時にライブ映像を確認する事が出来るようになりました。

緊急事態では、いかに関係者全員が適切な情報を素早く共有して、適切な行動を取る事が出来るかが生命線となります。SeeIT MSSを利用することで、より短時間に最適な対応を行う事が可能となります。

携帯電話回線での運用が可能

LTE Ready

複数人が同時に映像を見る場合、そもそもデータ容量の大きな映像データを複数人に送るために、大容量の通信路が必要となり、カメラに大容量回線を接続しなければなりません。

この点、SeeIT MSSの方式であれば、複数人への同時配信はデータセンターの大容量回線を使って行う事ができますので、問題無く行うことが可能です。即ち、カメラからデータセンターへの映像データの送信は、一つの映像データのみで済みますので、通信回線に携帯電話回線のLTE網でも利用可能となりました。この事は、例えば急な異常気象を観測するため、緊急でカメラを設置する必要がある場合、又はブロードバンド回線を引く事が難しい場所でもカメラを配備する事が可能となります。

ちなみに、SeeITで利用出来るカメラの殆どは、LTE回線を利用出来る通信装置(モデム)が内蔵されていますので、カメラ以外の装置を別途準備する必要がなく、シンプルに、しかも安全に利用する事が可能です。

プラグイン・レス 特別なソフトが不要

HLS Streaming

仕事で利用するパソコンや携帯電話に特別なソフトウェアをインストールして使用する事は、セキュリティの観点から大変困難です。この点SeeIT  MSSは「プラグイン・レス」即ち、何ら追加のソフトウェアをインストールする必要無く利用可能ですので、業務用途のパソコン、タブレット、そしてスマートフォンでも安心して利用可能です。

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